大日本印刷(DNP)は3月30日、ショッピングサイトにおける販売効率をアップさせる低コスト・短納期のデータベース診断サービス「DB Essential Check(デービー・エッセンシャル・チェック)」を、4月1日より開始すると発表した。
DB Essential Checkは、ショッピングサイトなどで商品や顧客管理に利用される各種データベース(以下、DB)のシステム的な問題点を、低コストかつ短期間で診断、改善案の提案まで一貫して行うサービスだ。動作速度の低下や不安定な動作を起こしているシステムの改善はもちろん、現在は表面化していない問題点などをチェックすることもできる。
サービス内容は、稼働中の各種DBにシステム的な問題がないかを診断し、不具合箇所については改善提案が行われる。改善案は必ずしもハードウェアの増設やソフトウェアのバージョンアップなど設備投資を伴うものではなく、ソフトウェア的な設定変更で改善される場合は変更箇所や数値などが具体的に示されるという。また、分析レポートにはグラフや表を多用しており、システム担当者以外でも現在運用されているDBの状態を一目で把握できる。
対象OSはWindows NT/2000 Server、Unix(Solaris、Tru64)、Linux(RedHat、Miracle)、対象データベース管理システムはOracle。導入コストは30万円、納期も1週間と手軽に利用できるのもメリットだ。
同社では、サービス対象のDB管理システムをMicrosoft SQL ServerやMySQLなどに順次拡大し、ショッピングサイトを運用している事業者などに対して幅広くサービスを提供。リピート需要も含め、2005年度で100ユーザーの採用を見込んでいるという。「DB Essential Check」を含めた「DBパフォーマンス診断サービス」全体の売上については2005年度で2億円、2007年で6億円を予定している。
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