NTTデータは3月30日、自社の技術開発成果の事業展開促進と新たなユビキタス関連技術の共同開発について、ニューソンと合意したと発表した。今後の取り組み強化のために、NTTデータからニューソンへ15%の資本参加を行い、取締役1名も派遣するという。
ユビキタス関連技術の共同開発分野では、オフィス内の人や物のプレゼンス把握によるセキュリティ向上や、最適な通信手段の選択、オフィススペースの有効利用につながる会議室等の利用状況のリアルタイム把握といったエンタープライズシステム向けの機能を実現したいとしている。
製品化と販売については、従来NTTデータが開発してきた技術開発成果に、ニューソンの組み込みソフトウェア開発技術力を適用し、共同で製品化・販売を行う予定だ。また、ニューソンに出資している富士ゼロックスはすでにNTTデータグループであるNTTデータイントラマートが開発したソフトと自社の複合機を連携させている。今回の出資を機に、同社との関係がさらに強化されるという考えもある。
今後はユビキタス向け新サービスの積極的な実現、端末への組み込みソフト開発、それらを連携させるプラットフォーム構築のSI受注により売り上げ増を目指すという。2005年度以降の3年間で、SI受注以外の開発製品販売の売り上げを10億円と見込んでいる。
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