みずほ銀行は3月30日、約27万件の顧客情報を紛失したと発表した。顧客名や口座番号のほか、住所や預金残高が記載された資料を紛失した。
4月1日に施行される個人情報保護法を前に全支店において顧客情報が記載された資料の保管状況を調査したところ、全国にある167支店において資料を紛失していることが発覚した。なくなった資料の多くはマイクロフィルムや過去の申込書類など通常業務で使用するものではないため、発見が遅れたという。
紛失した資料の多くは専用機がないとデータを読み出せないCOM(フィルムネガのような内部管理資料)やマイクロフィルムであったこと、各店舗で資料が数枚ずつなくなっていたことなどから、誤って廃棄した可能性が高く、外部へ情報が漏洩する可能性はきわめて低いとしている。なお、これまでに顧客からの照会や同行に対する不正要求などは起きていないとのことだ。
情報を紛失した顧客に対しては、ダイレクトメール等で連絡をする。また、専用の問い合わせ窓口を設置する。電話番号は0120-803-836、受付時間は3月30日から4月1日までは午前9時から午後7時まで、4月2日以降は午前9時から午後5時までで、4月9日以降の土日祝日はお休みとなる。
みずほ銀行では「今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に向け、今後お客様情報の管理について再徹底する」とコメントしている。
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