日本IBMと関西学院は、関西学院高等部向けの教育用グリッドシステムを構築したと、3月25日に発表した。同システムをグリッド・コンピューティングに関する教育/実験の場と位置づけ、授業で活用していく。
約50台のPCをイーサネットで接続し、IAサーバIBM eServer xSeriesと組み合わせた。PCのOSにはRed Hat Linux 9を、グリッド構築ソフトウェアにはGlobus Toolkit Version 3.2.1を採用した。
同高等部は、3年生向け選択教科の1つとして「グリッド・コンピューティングの学習」を設定し、4月より試行する。グリッドコンピューティングの仕組みを学ぶとともに、グリッドを利用した最適化アルゴリズムの研究やグラフィックスへの応用まで学習する計画。2006年度からは、1年生全員を対象に週2時間のグリッド教育をカリキュラムに加える予定だ。
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