東芝は3月25日、Lexar Mediaがフラッシュメモリ関連技術に関する機密事項を東芝が不正に使用したなどとして米国カリフォルニア州裁判所に提起した訴訟について、「陪審による評決は不当」とのコメントを発表した。
この裁判は、Lexarの持つNAND型フラッシュメモリ関連技術に関する機密情報を東芝およびToshiba America Electronic Components(TAEC:東芝アメリカ電子部品社)が盗み、第三者に漏らすなどの不正使用を行ったとしてLexarが両社を訴えていたもの。
陪審団は両社に対して約3億8000万ドルの損害賠償金と懲罰的損害賠償金を合わせて4億6500万ドルを支払うよう命ずる評決を下した。これに対し、東芝では「当社は、今回の陪審による評決は不当であると考えています。今後、当社の主張が認められるよう、あらゆる法的手段を用いてまいります」とコメントしている。
また、東芝では今回の評決に伴う2004年度業績見通しの修正は予定していないとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」