クリエイティブ・コモンズ、米ヤフーサイトに専用検索ページ

Matt Hines(CNET News.com)2005年03月25日 12時45分
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 Yahooは、非営利団体Creative Commonsのライセンスを使用したコンテンツを検索する「Yahoo! Search for Creative Commons」ページを自社のウェブサイトに追加し、このベータ版を米国時間24日に公開した。

 Yahooによると、この検索ツールは従来とは異なるライセンス契約を使用する数百万のウェブページを検索対象にしており、この検索機能で探し出せるコンテンツの大半は、営利目的以外の使用またはガイドラインに沿う用途であれば、無償でライセンス提供されるものだとYahooは述べている。

 Creative Commonsは、自らの使命として、創作物を共有するための新しい手法を開拓することを挙げており、たとえば「帰属のみ」というライセンスなどを提供している。これは、使用者が作者のクレジットを記載する場合に限り、著作権保有者が使用者に作品の複製/配布/表示/実演を認めるというもの。同グループでは、これらのライセンス形態とその詳細を自らのウェブサイトで公開している。

 スタンフォード大学ロースクール教授でCreative Commonsの理事長を務めるLawrence Lessigは、Yahooのこの検索機能によってCreative Commonsの作品が露出する機会が増え、同グループの活動に一段と大きな関心が集まるはずだ、と語っている。

 「Yahooは常にコンピュータのアルゴリズムに人間の思考を加え、どちらか一方では成しえないことを生み出してきた。今回の新機能もその1つだ」とLessigは声明のなかで述べた。 「Yahooは、著作権者が意図する自由をベースにしたコンテンツを簡単に見つけだせる方法をユーザーに提供することで、創作者らが合法的に他者の創作物を下敷きにして自らの作品をつくることを可能にする技術の利用と普及を進めている」(Lessig)

 Lessigは、先ごろYahooサイトにあるブログページで公開したエントリーのなかで、Yahooとの提携が米国外でのCreative Commonsの正当性確立に果たす役割について述べていた。同氏は、Creative Commonsの存在を知らしめるべく、世界中を飛び回っている。

 Yahooも、「より柔軟な著作権法」の法制化に打ち込んでいるという。同社はさらに、より柔軟な取決めがあれば、新世代の創作物の実情を反映した「カルチャーリミックス」が生まれることを期待できるとも述べている。

 Creative Commonsはさらに、特許分野にも足を踏み入れ、科学データや発見のより柔軟な共有を求めている。同グループによると、現行の特許申請手続きはあまりにも融通が利かなくなっており、純粋にユニークとは言えないアイデアに対して保護を与えすぎているという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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