NECネクサソリューションズ(松本秀雄社長)とホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE、小椋一宏社長)は、情報漏えい防止ソリューションのアプライアンスモデルの企画・販売で提携した。
これに基づき、HDEがeメールフィルタリングソフト「HDE Mail Filter」およびバックエンドサポートを提供、NECネクサソリューションズが同ソフトをNECの「Express5800」シリーズにキッティングした「メール監査アプライアンスサーバ」と保守サポートの販売を3月22日から開始した。価格は、100ユーザー版が99万8000円から(ハードウェア/OS/初年度有償サポート費込み)。1年間で350台の販売を目指す。
「HDE Mail Filter」は、機密情報の漏えい防止と迷惑メールをシャットアウトするeメールフィルタリングソフトで、決められたルールに基づいてeメールを検査し、その結果に対してさまざまな自動処理を実行する点が特徴。添付ファイルのフィルタリングにも対応するほか、送受信されたメールをすべて保存する「アーカイブ機能」も搭載している。
NECネクサソリューションズは、HDEの「HDE MailFilter」がLinuxでパフォーマンスと信頼性が高く実績が豊富であることを評価し、今回の採用を決めた。
05年4月の個人情報保護法の施行を控え、情報漏えいソリューションについても、容易に導入できるアプライアンスモデルへのニーズが増加している。両社の提携は、こうしたニーズに対応するもの。アプライアンスモデルの販売により、ソフトウェアだけでなく、ハードウェアや保守サポートなどを含んだトータルソリューションのニーズに対応していく。
今後、「HDE Mail Filter」だけでなく、その他のHDE製品についても、アプライアンス化によってワンストップソリューションのニーズに対応していく考え。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」