日本IBMと高エネルギー加速器研究機構(KEK)は3月17日、素粒子物理の実験データをインターネット経由で協調解析するためのデータグリッドシステムを構築したと発表した。
同システムにより、KEKと国内大学、オーストラリア、韓国、台湾などの研究機関で、大量データの共有が可能となる。電子証明書に対応した認証機能を備えているので、関係機関が相互アクセスする際のデータの整合性も保てる。システムは、高エネルギー加速器の実験データ処理用として開発されたグリッド用ミドルウェア「LCG」を、IBM eServer上で動かしている。
KEKの内部ネットワーク上にテスト環境を構築した後、国内他拠点との相互接続/相互運用システムを構築する。本格稼働は4月になる予定。
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