Yahoo SportsとメジャーリーグのSan Francisco Giantsが手を組んで、ファンタジーベースボールファンの夢をかなえようとしている。
YahooとSan Francisco Giantsは米国時間15日、両社が開催するファンタジーリーグコンテストの勝者にGiantsのフロントオフィスで実際に1年間仕事をする機会を提供すると発表した。同ゲームの勝者はGMの特別アシスタントとして、来年度のジャイアンツの選手選定を補佐したり、多数の試合を観戦することになる。勝利者には、年間3万ドルの報酬と、優勝賞金として別に1万5000ドルが与えられる。
Giants広報担当のStaci Slaughterは、このコンテストが全米の野球ファンに幼年時代の夢をかなえるチャンスを与えると述べた。「われわれのところには、毎年何千通もの履歴書が送られてくる。報酬が大きく下がっても構わないという人も大勢いる。 また、人生の一時期をメジャーリーグで仕事をすることに決めたという企業の幹部や弁護士なども履歴書を送ってくる」(Slaughter)
ファンタジーリーグとは、参加者が実際の野球選手を集めて自分のチームを作り、選手の成績に基づいて勝負を競うというものだ。このようなリーグは多くの場合、参加者が選手を指名するドラフトか、または参加者にチームがランダムに割り当てることから始まる。ドラフトが済むと、参加者は互いに対決し、さまざまな基準に基づいてポイントを獲得していく。野球の場合には、各チームがヒットやホームラン、三振のようなカテゴリを設け、それぞれの順位をもとに勝敗を決する。
Giantsが主催する今回のコンテストは、ファンタジースポーツに対するファンの根強い人気を示すものだ。かつては数字マニアの閉鎖的な趣味とみなされていたファンタジースポーツリーグも、今やオンラインで大ブームになっている。America Online、Yahoo、MicrosoftのMSN、ESPN、SportsLine.com、Electronic Arts、Fox SportsやDirecTVを含む大手や、いくつかの中小サイトがこのブームに便乗しようとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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