タンベルグデータは、業界最速・最小のハーフハイトLTO Ultrium2テープ装置「Tandberg 420LTO」の出荷を開始した。参考価格は25万円。ドライブ単体に加え、接続用SCSIケーブルなどを付属した内蔵キットや、電源付きょう体に納めた外付けキットでの販売も行う。
新製品は、非圧縮で200GBのデータを24GB/秒という高速でバックアップ可能な5.25インチハーフハイトサイズのLTOテープ装置。また、低消費電力化も実現し、容量あたりのコストも業界でもっとも低いものとした。
主な特徴は、(1)すべてのLTO-2テープ装置・メディアとの互換性、LTO-1フォーマットの下位リード/ライト互換性を保持、(2)可変転送レートと高速ファイル検索機能を搭載し、高速バックアップ/高速リストアが可能、(3)最新のエアフロー技術を用いたファンレス設計、(4)メディアとドライブの状態を定期的に監視する「メディアマネージメント機能」を搭載、(5)内蔵されたヘッドブラシが自動的にヘッド清掃する「インテリジェントヘッドクリーニング機能」を搭載――など。なお、同製品の開発・製造は、LTOコンソーシアムからLTOテープ装置の開発・製造のライセンスを取得している関連会社のTandberg Storageが担当している。
タンベルグデータASAのGudmundur Einarsson社長兼CEOは、「市場要求やユーザーからのフィードバックを継続的に分析し、その情報を製品設計に取り込んだ。こうして搭載した先進の機能は、データ保存工程とTCOを最適化するもので、SMB(中小規模ビジネス)を主なターゲットに販売していく」と述べている。
なお、同社では、「Tandberg 420LTO」を搭載し、業界でもっともコンパクトな圧縮容量3.2テラバイトの「1U StorageLoader」も4月下旬から出荷開始する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」