シャープは3月11日、ウォーターオーブン「ヘルシオ」の世界展開を開始すると発表した。シンガポールで3月中旬から販売し、2005年度中には欧米でも販売を開始する計画だという。
同製品は、300度の加熱水蒸気を食品に噴射して焼き上げる、加熱水蒸気システムを採用。肉や揚げ物の脂や塩分を落として焼き上げることでゆで野菜などのビタミンCも保存できることから、2004年9月の発売以来、ヘルシーな調理器具として健康や美容に気をつかう40代以上を中心に反響を呼んだ。
世界的に健康意識が向上していることや、脂肪分摂取量や塩分摂取量が適正摂取量を上回る状況にあることなどを理由にあげ、同社は「ヘルシオ」を健康世界の新・必需品と位置づけ、新たな市場を創造するとしている。
世界展開の第一歩として、アジアの食の集積地であり健康への意識が高いシンガポールを選択。順次インドネシアや香港などアジア地域で展開する予定だ。
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