ソニーマーケティング(宮下次衛社長)は3月3日、パソコン「VAIO」を中心としたエレクトロニクス機器の新しいビジネスモデル構築や、ネットワークを使った新規サービスの提供に向け、「ソニースタイル・ジャパン」を設立したと発表した。新会社は、4月1日に業務を開始する。
新会社の主なビジネスは、(1)eコマースサイト「ソニースタイル」での販売、(2)VAIOおよび関連機器の法人向けビジネス、(3)電話による販売活動、(4)流通とのコラボレーションによる新しい販売手法の開拓、(5)大阪・梅田の直営店「ソニースタイルストア」などリアル店舗での販売――など。
ソニーマーケティングでのマーケティングプラットフォームの整備が進み、CTO(注文仕様生産)による受注・生産の本格的な導入が可能となったことから、これを機に「直販ビジネスを加速させる」(宮下社長)ため、新会社の設立に踏み切った。
社長には、ソニーマーケティング執行役員の佐藤一雅氏が就任する。佐藤氏は、「CTOでの新しいプロダクトの形、ショールームとストアの融合など新しいコマースの形、ウェブやメールでのダイレクトコミュニケーションによる新しいコミュニケーションの形などを追求し、真のネットワーク社会における新たなライフスタイルを創出していく」と意欲をみせた。
初年度の売上高は300億円を見込んでおり、「5−6年で1000億円規模に成長させる」(ソニーマーケティング・宮下社長)としている。
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