Microsoft会長Bill Gatesが数週間以内に、同社の新しいリアルタイム通信クライアント「Istanbul」(開発コード名)を発表するものと思われる。
Microsoftは先週、ジャーナリストやその他の関係者を、サンフランシスコで3月8日から開催されるイベントに招待した。このイベントでは、Gatesが「Microsoftの最新かつ画期的なリアルタイムコラボレーション製品を発表する」予定だ。
Microsoftの広報担当は、Istanbulが同イベントの対象製品となるかどうかは断言できないとした。だがIstanbulは、同社のリアルタイムコミュニケーション分野における最新の目玉製品になると言われている。Microsoftは、Istanbulの正式名称がどうなるかについてはコメントしていない。
数か月前からベータテストが行われているIstanbulは、Microsoftの企業向けインスタントメッセージング(IM)ソフトウェア「Live Communications Server」用の通信クライアントだ。
もっとも、「プレゼンス」技術に基づいたさまざまな機能をもつIstanbulは、IMのレベルを超えている。プレゼンスとは、Microsoftやその他の企業が提唱している概念で、ソフトウェアが多様なアプリケーションおよびデバイス間でメッセージをやりとりできるようにするもの。例えばIstanbulは、「Outlook」のカレンダー情報を参照して、ある人物宛てにかかってきた電話を、その人物のデスクトップに通知すべきか、あるいは携帯電話に転送すべきかを判断することができる。
Microsoftの幹部によれば、今年前半にはIstanbulの正式リリースの準備が整うという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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