Microsoftは米国時間8日、かなりの数の「MSN Messenger」ユーザーが同サービスを約1日使用できなくなっていた件について、問題が解決したと述べた。
同社はこれを「データセンター内の問題」によるものだと声明のなかで述べている。なお、同社の広報担当は、不具合の原因や解決方法についてはコメントを控えている。
サービスの不具合は7日午後から断続的に発生し、「かなりの」数のユーザーに影響が及んだと、広報担当は述べた。
今回の不具合が起こる直前には、MSN Messengerを介して広がる「Bropia」ワームの活動が、セキュリティ専門家によって報告されたばかりだった。だが、同社広報担当は、このワームがサービス停止を引き起こしたとの憶測を否定した。
2004年10月にも、MSN Messengerが世界中で使用不能になったことがある。また同年3月にも、ほぼ1週間にわたって同サービスの機能が断続的に停止する事態が発生している。こうした不具合の一部は、「Passport」サービスを利用してサインインする際の問題に起因しているのではないかと推測する向きもある。だがMicrosoftは、MSNサービスの機能停止中も、Passportは正常に動作していたとして、この可能性を否定している。
インスタントメッセージング(IM)サービスは、インターネットユーザーの間で最も人気のあるサービスの1つとなっており、ビジネスユーザーからも注目を集めている。America Onlineの「AOL Instant Messenger」が人気の火付け役となり、今ではたくさんのインターネットユーザーがPCのデスクトップ上でIMクライアントを立ち上げている。
大半のIMユーザーが、AOL、Microsoft、Yahooのサービスを利用しているが、これら3つのネットワークはいまだにプロプライエタリとなっている。多くのユーザーが複数のIMクライアントを使い分けて、さまざまなコンタクト先とチャットしているのが現状だ。3社は各サービスの相互運用について構想を語ったこともあったが、それが実を結ぶ日はまだ遠いようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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