BI(ビジネスインテリジェンス)ソフト大手のSAS Institute Japanは2月3日、財務・経理担当者向けの意思決定支援ソフトウェアスイート「SAS Financial Intelligence」の販売を開始した。3製品「SAS Strategic Performance Management 2.0」「SAS Activity Based Management 6.2」「SAS Financial Management 4.0」で構成する。価格は製品単独で1500万円程度から。開発は米SAS Institute。
米SAS Institute ワールドワイド・マーケティング事業部パフォーマンス・マネジメント・ソリューション担当ストラテジスト Gary Cokins氏 |
SAS Financial Intelligenceは、2004年3月に出荷を始めたBIソフト製品群「SAS9」を用いた財務・経理用途の業務パッケージ製品。SAS9の主要要素である、外部データの抽出・変換・読み込み、データウェアハウス、OLAP、統合情報ポータルなどの機能を使っている。企業の業種を問わず、財務・経理部門をターゲットとしている。
3製品の機能内訳は以下の通り。SAS Financial Intelligenceは、戦略が業績に結び付いているかどうかを多面的に捉えるソフト。SAS Activity Based Managementは、業務のコストを、商品ごと、顧客ごと、担当者ごとなど異なる視点ごとに計算するためのソフト。「多くの企業では間接費の経理データを誰も信用していない。平均を取っているだけだからだ。コストを正確に把握できれば、問題点を浮き彫りにできる」(米SAS Institute、ワールドワイド・マーケティング事業部パフォーマンス・マネジメント・ソリューション担当ストラテジストのGary Cokins氏)。SAS Financial Management 4.0は、連結レポートの作成や予算策定を支援するソフト。
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