ケンウッド、ポータブルデジタルオーディオプレーヤー事業に参入

 ケンウッド(河原春郎社長)は、小型・軽量のポータブルメモリオーディオプレーヤー「M512A3」(512MBフラッシュメモリ内蔵)と「M256A3」(同256MB内蔵)を2月下旬に発売する。同社初となるポータブルデジタルオーディオプレーヤーを投入することで、ポータブルオーディオ製品のラインアップ強化を図る。

 新製品は、付属のアプリケーションソフト「Kenwood Media Explorer」を利用し、パソコンに保存した音楽データを簡単・手軽に本機に転送して再生できる。MP3/WMAやWindows Media Technologiesのデジタル著作権管理技術(DRM)にも対応しており、音楽配信サービスで購入した楽曲の再生も可能。また、オーディオ専業メーカーならではの高音質を追求し、付属のヘッドホンには、圧縮された音楽データも高音質で再生できる大口径タイプを採用した。

 さらに、USB2.0インターフェイスやボイスレコーダー(モノラルマイク内蔵)、FMチューナー(ステレオ録音可能)などの機能を搭載しており、ポータブルオーディオ機器としてだけでなく、ビジネスや英会話のレッスンなどさまざまなシーンに活用できる。

 このほかの特徴は、(1)ジャンルに合わせた音楽再生が可能な「イコライザ機能」、(2)片手で操作可能なスクローラを採用、(3)最長約32時間の「ボイスレコーダー機能」──など。

 価格はオープンで、実勢価格は512MBモデルが1万9000円前後、256MBモデルが1万7000円前後の見込み。

 今後は、独自の高音質技術を凝縮した大容量のハードディスクタイプ製品の商品化を目指すとともに、コア事業の一つであるカーAV製品やホームオーディオ機器との親和性を高めた製品の投入も視野に入れながら、製品開発に注力していく方針。

ケンウッド

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