日立製作所は1月28日、IPテレビ電話による遠隔通訳サービス「日立マルチリンガルサービス事業」を2月1日に開始すると発表した。対応言語は英語、中国語、韓国語。料金は月額4万2000円から。
通訳が必要とされる場所に、あらかじめPC、カメラ、マイク、スピーカーなどのIPテレビ電話システムを設置しておく。同システムと在宅通訳スタッフの端末とをインターネット経由で接続し、オンデマンドでサービスを提供する。「観光案内所の場合、海外からの旅行者が言語を選択して通訳スタッフを呼び出し、観光案内所スタッフとの会話を随時通訳してもらう」(同社)といった用途が考えられる。なお、医療や法律など専門性の高い分野の通訳は行わない。
「テレビ電話を利用するのでお互いの表情を確認でき、臨場感を伴う対応が行えるほか、地図や図を用いた通訳も可能」(同社)
料金は契約時間帯によって異なる。対応言語と時間帯ごとの月額サービス利用料金は以下の通り。通信費やインターネット使用料などは含まれない。
【英語/中国語/韓国語の3言語】
【中国語/韓国語の2言語、または英語の1言語】
今後、事業協力パートナーなどと連携し、2010年までに5000カ所以上へのサービス導入を目指す。
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