業界におけるパイオニアを目指して、 Hewlett-Packard(HP)は今年、RFIDテクノロジーに注力する計画だ。
HPの広報担当Dayna Friedによれば、同社は、Wal-Martをはじめとする米国内のチェーン店に出荷するプリンタやハンドヘルドコンピュータなどの商品に、RFIDチップを埋め込む予定だという。その数は、総計で何百万個にも及ぶはずだ。
HPとWal-Martは昨年、RFIDタグの市場テストを始めた。だが、実際に市場に出回ったRFIDチップの数はごく少数であると、Friedは話している。
「今年は、文字通りゼロから始めて、何百万個ものRFIDチップが流通するというレベルを目指すつもりだ」(同氏)
Wal-Martは現在、取引の多いサプライヤー約100社と協力しながらRFID導入を進めているが、HPもこうしたサプライヤーのうちの1社である。同様のサプライヤーには、GilletteやKraft Foods、Procter & Gambleなどがある。
RFIDシステムの導入を支援する製品やサービスを販売しているという理由から、HPはRFIDに関する戦略を最も声高に叫ぶ企業となった。同社は、National Retail Federationトレードショーの開催を前にして、2005年のRFIDタグ配布達成目標について議論したという。なお、同社はNational Retail Federationトレードショーで、ネブラスカ州オマハにRFIDテストセンターを新たに開設することを発表する予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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