アセロス・コミュニケーションズは1月7日、無線LANの機器/セキュリティ設定作業を簡素化する家庭/SOHO向けソフトウェアJumpStart for Wirelessを発表した。JumpStartは、PCや無線LAN機器、家電製品のメーカーに対し、同社の無線LANチップセット用ファームウェアとして提供する。
JumpStartを使用すれば、機器の認証と暗号化設定を3段階の作業で済ませられる。同社によると、「ユーザーはアクセスポイントなどに全く触れる必要がなく、設定するクライアント側機器の設定も非常に容易なため、無線LANの利便性を大きく改善できる」という。
ほかのセキュリティ関連ツールとの連携も可能で、マイクロソフトのWireless Zero ConfigurationおよびWindows Connect Nowと組み合わせて使える。インテルのCentrinoなど、さまざまなクライアント機器との相互接続性も確保してある。
JumpStartは、まず設定対象の無線LANアクセスポイントのLEDを点滅させ、間違ったアクセスポイントを操作しないよう視覚的に注意を促す。続いて暗号鍵を作成し、利用可能なセキュリティ機能のなかから最も安全性の高い方式を自動的に選択する。最後にユーザーにパスワードを登録させ、設定作業を終える。
JumpStartは、AR5001からAR5006までの全チップセットで利用可能。ユーザーに対しては、機器メーカーがファームウェアのアップデートとして配布する予定。
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