NTTデータと日本ベリサインは、金融機関向け個人情報保護対応支援サービスの提供に関して提携し、サービスを開始することを発表した。
このサービスは、来年4月の個人情報保護法施行に向けたものだ。金融機関のシステム構築を行ってきたNTTデータと、セキュリティに関するノウハウを持つ日本ベリサインが提携することで、金融機関に特化した内容のサービスを実現している。 サービス内容は、コンサルティングサービスと情報セキュリティ基盤の導入支援サービスで構成される。
コンサルティングサービスは、金融機関における基本方針や取り扱い規定、組織体制等の整備をはじめとし、個人情報保護台帳の作成や各種安全管理措置、従業者および業務委託先の監督など、遵守事項への対応支援といった内容が含まれる。効率よく対応を進めるための作業工程表や各種規定、個人情報台帳のテンプレートを用意し、全てを委託するタイプから主作業を金融機関が行うタイプまで、3種類のプランをそろえている。
情報セキュリティ基盤導入支援サービスは、情報漏洩防止策などの技術的対策を中心とした、認証やネットワークセキュリティに関するものなど、各種ソリューションを提供する。このサービスは単独での導入も可能だが、コンサルティングサービスを先行導入することで、現状のリスクを的確に把握し、金融機関ごとのセキュリティポリシーなどを勘案したカスタムメイドソリューションとしての提供が可能になるとしている。
同社は、今年度中に銀行や信用金庫を中心に10行(庫)程度の受注目標を立てている。
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