日本ヒューレット・パッカード(日本HP、樋口泰行社長)と東芝ソリューション(河村進介社長)は12月14日、ヒューレット・パッカードカンパニーと東芝ソリューションとの間で締結された契約に基づいた、日本でのプラットフォーム分野での協業を発表した。
今後、東芝ソリューションは、HPのサーバー製品群「HP Integrity サーバ」、「HP 9000 サーバ」、「HP ProLiant サーバ」および関連ソフトウェア、各種周辺機器を使ったシステムソリューションの提供を開始する。さらに両社がHP-UXの設計仕様レベルでの情報を共有し、HPサーバーを利用したシステムにおいて、より高度なシステム構築、保守サービスを提供する。また、セミナーの共同開催や展示会への共同出展、共同広告などの協調販売活動を行う。
HPのサーバー製品群は、日本国内のUNIXサーバー市場において7四半期連続でNO.1のシェアを獲得(IDC調べ)するなど、世界および日本国内のUNIX、Windows、Linux各分野のサーバー市場において、トップクラスのシェアを獲得している。今回の協業によって、東芝ソリューションのもつ高いシステム構築技術とこれらのサーバーを組み合わせることで、HP-UX、Windows、Linuxの特性を生かした柔軟で、投資効果の高いシステム提供が見込めるとしている。
また、東芝ソリューションは、システムの基盤を支えるプラットフォームソリューションにHPサーバーを追加し、UNIXサーバーの開発やサポートで培ってきた技術、実績を生かして、システムのライフサイクル全般にわたる高いレベルでのサポートサービスをワンストップで実現できるようになる。HPサーバーに、高い信頼性を実現する自社の統合クラスタソフトウェア「ClusterPerfect」やディスクアレイ装置「ArrayFort」を組み合わせて、信頼性、可用性の高いシステムを提供する。
両社は、1995年から管理運用ソフトウェア「HP OpenView」、01年から「HP ProLiant サーバ」の販売で協業関係にあったが、これを拡大することで、時代の変化に適応できるプラットフォームの供給力を強化していく。
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