2004年の韓国オンライン市場で最も良く売れた商品は、ミニスカート、カジュアルスポーツウェア、リフォーム製品、そして「ウェル・ビーング(Well Being:高いお金を払ってでも体によい食品や健康器具を利用することが自分への投資だという考え)」関連の製品であることが、ある調査の結果判明した。
「オークション」という名前の韓国最大のEマーケットプレースが、「2004年ヒット商品ベスト20」を発表した。ベスト20の商品は、今年1月〜11月末までの間に同サイトで販売された製品の販売量や前年からの販売増加率、カテゴリーマネージャの推薦など、3つの基準で選ばれた。
韓国における今年の流行ファッションアイテムといえば、ミニスカート。「不景気の時は、ミニスカートが流行る」という俗説を立証するかのように、ミニスカートは今年の夏あたりから流行し始め、冬になっても人気が衰える様子は見られない。この人気に伴い、今年はミニスカートに良く合う履き物が売れた。夏には、足首のあたりまで紐のあるストラップシューズが流行して、18万足も売れた。また、秋から冬にかけてはスエードのブーツが7万足も売れている。
また昨年に続き、今年もカジュアルスポーツウェアの売れ行きが好調だった。今年の流行素材であるベロアでできたトレーニングウェアはピンク、紫、赤、緑などの明るい色を中心に15万2800着も売れたという。
また食品・家電部門のキーワードは、何といっても「ウェル・ビーング(Well Being)」だった。
ダイエットや便秘に効果があるチョングックジャン(味噌の1種)は、老若男女に関係なくよく売れ、粉末状のものや丸薬の形をしたもの、そのままのものなど合わせて6万個あまりが売れた。また、白米にはない栄養素が含まれるとして脚光を浴びた玄米も2万3000パックが販売された。
このほかにもウォシュレット(2万2000台)、フィルター式空気清浄機(1万6000台)などの代表的なウェルビーイング家電と、浄水シャワー機(1万3000台)、半身浴槽(3万ユニット)などの健康用品、「植物エアクリーナー」と呼ばれるほど強力な空気清浄効果のあるサンスベリアの鉢植え(5万6000鉢)などが人気を博し、熱狂的なウェルビーング旋風を巻き起こした。
また、今年はリフォーム商品の売れ行きも目立った。ハンマーや釘、ドライバなどが入っている工具セットは3万9000個売れ、家庭で必要となる機能だけを備えた1〜2万ウォン台のミニミシンも2万台売れた。
IT製品としては、500万画素級のデジタルカメラ(1万7800台)と256Mバイト以上のメモリ容量を備えたMP3プレイヤー(1万6400台)が人気商品に選定された。デジタルカメラは300万画素〜500万画素の高画質商品が好まれ、MP3プレイヤーもメモリー容量が256Mバイト〜512Mバイトあるいはそれ以上の大容量製品に人気が移っていることが明らかになった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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