インデックスとインターネット セキュリティ システムズ(以下、ISS)は11月24日、セキュリティソリューション分野での協業に合意したと発表した。これは、インターネットアクセス環境を提供している企業を対象に、パソコン/携帯電話ユーザー向けサイトを問わず技術的安全対策及び個人情報の管理体制構築支援サービスなどを行うものである。
今回の合意は、相次ぐ個人情報漏えいによる不安の増加、民間企業に対して2005年4月から全面施行される「個人情報保護法」などを背景としたもの。セキュリティ診断サービスではインデックスがフロントエンド部分(携帯端末及びウェブサーバ間)の脆弱性診断、ISSがバックエンド部分(ウェブサーバ及びデータベースサーバ)の脆弱性診断を手がけることで、包括的なセキュリティ診断サービスを提供するという。
また、個人情報保護体制の構築支援サービスについても、インデックスの「TRUSTe」サービスに加え、ISSの「ISMS」や「プライバシーマーク」など、企業のニーズに見合う構築支援サービスを提供できるようになるとしている。
両社では今後、世界各国を視野に入れたグローバルな事業展開を推進していくという。なお、インデックスはISSとの協業により、初年度3億円規模のネットワーク脆弱性診断及び個人情報保護体制の構築支援サービスを提供するという目標を掲げている。
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