SRAの中間決算は黒字転換、海外子会社への外注促進で開発コスト削減

 SRA(鹿島亨社長)の04年度(05年3月期)の中間連結決算は、売上高が前年同期比14.8%増の148億5400万円、営業利益が4億4500万円(前年同期は2億5600万円の赤字)、経常利益が4億5500万円(同2億3900万円の赤字)、当期純利益が14億7300万円(同1億9500万円の赤字)となり、黒字転換を果たした。

 通信および製造業向けの受注が好調だったことに加え、落ち込んでいた金融機関向けのシステム開発も回復したことが、増収につながった。このほか、ソリューションサービスも堅調に推移し、それにともなう機器販売も伸びた。

 増益要因は、インドの開発子会社への積極的な発注により、開発コストを抑えたことが大きく寄与した。オフショア開発による具体的なコスト削減金額は明らかにしていないものの、「日本の外注先を使う場合に比べ、発注単価は単純に3分の1」(鹿島社長)としている。SRAでは、今年度通期でインドへの発注を800人月としている。

 また、ターボリナックスを売却したことなどによって、21億300万円の特別利益を計上した。

 通期の見通しは、売上高が334億円、経常利益が13億円、当期純利益が18億8000万円としている。

SRA

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