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W3C、モバイルウェブ標準の普及に向けた新しい活動を検討へ

Paul Festa(CNET News.com)2004年11月18日 20時48分
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 これまでモバイル機器からのウェブアクセスに関する標準規格を策定してきたW3C(World Wide Web Consortium)が、これらの規格の普及に向けてようやく動き出しそうだ。

 W3C関係者は、現地時間18日から19日にかけてスペインのバルセロナに集結し、「Mobile Web Initiative」という取り組みについて検討する予定だ。Mobile Web Initiativeを通して同団体は、これまで策定してきた様々なモバイル機器向けの標準規格を普及させたいとしている。

 「モバイルウェブがもっとうまく動作するように検討して欲しいという依頼が数多く寄せられている。今日の状況では、多くのユーザーが問題にぶつかっている」とW3Cでインタラクション・ドメイン・リーダーを務めるPhilipp Hoschkaは述べた。

 W3CのバルセロナワークショップはOMA(Open Mobile Alliance)が開催する会議と同じ時期に開かれる。W3Cは今年8月にOMAと覚え書きを交わしており、そのなかでモバイル標準規格に関する技術情報をOMAと共有すると約束している。

 W3CとOMAは、PCでの利用を前提として作られたページやアプリケーションを携帯電話やPDAなどの小型モバイル端末でどう扱うべきかという課題に取り組んでいる。

 W3Cは、XHTML BasicやSMIL Basic、SVG Tinyなど、さまざまなモバイルウェブ標準を策定し、バージョンを更新してきた。しかし、ウェブ制作者やアプリケーション開発者に対する標準技術の教育や、標準に準拠しているか否かの適正な審査が後手に回っていることから、W3CはMobile Web Initiativeの発足を検討するようになった。

 「これは、ワーキンググループとは違う性格の組織になる。いくつかのグループに分かれて活動を行うが、これまでのワーキンググループとは違った活動を展開する予定だ。まず、標準技術を導入する際のベストプラクティスについて話し合わなければならないし、マーケティングや研修など、これまで取り組んだことのないテーマを検討しなければならない。(標準に準拠しているか否かの)テストや認定も行う予定だ。標準規格に準拠しているか否かは、厳しく審査したいと考えている」(Hoschka)

 W3Cは、XHTMLやXMLで作成された文書のマークアップが仕様に準拠しているかどうかをチェックするツールを提供しているが、多くのウェブページで使われている「W3C compliant(標準準拠)」という表示に関しては統制力を発揮してこなかった。Mobile Web Initiativeの活動を通して、この表示の不正使用を取り締まりたいとHoschkaは述べている。

 今週の会議のスポンサーになっているのはW3CメンバーのHewlett-Packard(HP)、Orange、Vodafone、Volantisだ。またAdobe Systems、キヤノン、France Telecom、HP、Nokia、NTTドコモ、Openwave Systems、Opera、Oracle、Orange、PalmSource、Research In Motion、Sony Ericsson、Sun Microsystems、T-Mobile、Vodafone Group Services、Yahooなどの企業がMobile Web Initiativeに対するポジションペーパーを提出している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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