TiVoの成長を支えたベンチャーキャピタリストStewart Alsopが、新しい事業を始めるために現在の会社から去ろうとしている。
同氏は社員に宛てたメモのなかで、年末までにNew Enterprise Associates(NEA)を退社する予定だと述べ、「起業後日の浅い企業数社と共に働くことだけに集中する、そういったキャリアを自分のために設計したい」と記した。同社の広報担当者は、Alsopが退社予定であることを認めた。
NEAはシリコンバレーの有名なベンチャー投資会社の1つだ。同社は約60億ドルをアクティブ運用していると、同社のウェブサイトには書かれている。ここ数年の間に同社が投資した企業には、大手委託製造会社Flextronics やPMC-Sierra、Silicon Graphics Inc.などの名前が挙げられる。
直近では同社は、ソーラーエネルギーを専門とするKonarkaやTiVo、Salesforce.com、中国の大手半導体メーカーSemiconductor Manufacturing Internationalなどにも投資している。
NEAは人材に恵まれた会社である。1978年にノーベル物理学賞を受賞したArno Penziasや、SGIの元最高技術責任者(CTO)でスタンフォード大学の工学教授Forest Baskettといった面々が同社のベンチャーパートナーを務めている。
AlsopもNEAにとって有能なパートナーのうちの1人で、家電業界に熱い視線を注いでいる。Alsopは、NEAでTiVoへの投資を指揮したほか、同社の取締役を務めたこともある。NEAに勤める前までは、InfoWorld誌の編集長をしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス