あるウェブ標準化団体が、大企業同士でのビジネス文書の共有を容易にするための標準仕様を発表した。
Eビジネスにおける情報交換技術の標準を策定する国際的非営利団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)は8日(米国時間)、ドキュメントフォーマットの標準仕様UBL(Universal Business Language)バージョン1.0を最終承認した。
UBLは、紙に記録された文書の電子化や、オンラインビジネスを行う組織同士での文書共有を容易にするために作られた。UBLはXMLや、OASISが規定した技術標準仕様ebXMLと連携するよう設計されており、インターネット上で情報をやりとりするための一連のプロトコルが含まれている。
OASISは、XMLをビジネスアプリケーションとして使用しているVisaやWells Fargo Bankなどのユーザー企業と、Hewlett-PackardやIBM、MicrosoftなどのITベンダがメンバーとして参加する標準化団体だ。
今回の承認は、昨年1月に提案された同仕様がebXMLを支持する企業にも受け入れられたことを示す。UBLのドキュメントフォーマットは、ebXMLプロトコルと組み合わせることにより、電子データ変換(EDI)などの従来のEコマースシステムに代わる、標準化された低価格なシステムの提供を可能にすると見られている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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