日立システムアンドサービス(中村博行社長)は、オープンソースソフトウェア関連のサービスメニューを拡充し、既存のサポートサービスに加え、新たに「オープンソース導入コンサルテーションサービス」を11月8日から販売開始した。価格は126万円から。
Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアは、導入コストの削減や特定メーカーの戦略に対する独立というメリットが評価され、企業システムでの主要な選択肢の一つとして注目されている。その一方で、機能や品質の多様なオープンソースソフトウェアの選別・適用可否の判断は利用者側の自己責任であり、導入時に高い技術力を要することが課題となっている。
同社では、こうした背景のなか、顧客のオープンソースソフトウェアによるシステム構築を支援するため、導入に対する手順を整理し、(1)多様なプロジェクトからのソフトウェアの選択、(2)オープンソースソフトウェアの提供する機能範囲とシステム要求範囲のマッチング、(3)複数のオープンソースソフトウェアに対する組み合わせの検証─―などを提供する「オープンソース導入コンサルテーションサービス」を新たに提供することにした。
さらに、今回、(1)UNIX環境からLinux/オープンソースソフトウェア環境への移行に対して、現行システムの調査/分析を行う「Linux/オープンソース移行診断サービス」(315万円から)、(2)オープンソースソフトウェアに対する機能評価・組合せ検証・性能検証を実施する「オープンソース評価・検証サービス」(39万3750円から)─―の2つのサービスもあわせて販売開始した。
これらのサービスを利用することで、オープンソースソフトウェア導入時に発生する、ソフトウェアの選択/移行計画立案/検証にかかわる問題の解決が可能となる。
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