NECエレクトロニクスは11月8日、システムLSI用ソフトウェアの開発体制を強化するため、新たにシステムソフトウェア開発事業本部を設置すると発表した。同事業本部は、同社と同社の100%子会社であるNECマイクロシステムのソフトウェア要員を統合して立ち上げる。
新事業本部を設ける理由について、NECエレクトロニクスは「システムLSI専業メーカーが半導体ソリューションを顧客に提供するには、ハードウェアとしてのシステムLSIを開発/生産するだけでは不十分で、付随するソフトウェアの開発が非常に重要」と説明する。「組み込みソフトウェアの巨大化、複雑化、多機能化と、開発期間の短期化に向けた急激な動きに対応するため、(同事業本部を通じ)NECエレクトロニクスはグループをあげて本格的なソフトウェア開発に取り組む」(同社)
同事業本部は、分野ごとに全社共通のプラットフォームを用意し、ソフトウェアの生産性向上を図る。さらに、開発管理を定着させ、ソリューション製品の品質向上、価格低減、短納期化の実現を目指す。
内部には、デジタルAV、携帯電話、自動車などアプリケーションごとにソフトウェアを開発する事業部を作る。要員合計は約450人。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス