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オラクル元幹部の女性、約68万ドルの損害賠償請求--セクハラ訴訟

Andy McCue (Silicon.com)2004年11月01日 16時18分
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 OracleでITセールスを担当していた女性の元幹部が、性差別を受けたとして同社に対して68万ドル近くの損害賠償を請求している。

 Oracleの英国本社に10年間勤務した米国人のITセールスアカウントマネージャーKaren Carlucciは今年に入り、電子メールや言動を通して男性上司たちから性差別を受けたとして同社を訴えていた裁判で、勝訴している。

 Carlucciによると、性差別を受けたことを同社に対して正式に抗議したところ、「君はそういう人間だと覚えておけばいいのか?」と上司に言われたという。第2子出産のために休暇を取り職場に復帰すると、以前よりも低い職級に配属されたため、同社を辞職した。

 賠償額を裁定するために先週行われた審問でCarlucciは、裁判を起こしたことで今後悪いイメージがつきまとうことに加え、38歳で2人の子供がいるため、IT業界の別の企業に就職しても以前と同様の地位と収入を得ることができないと、主張した。彼女は現在、米国ユタ州に住んでいる。

 CarlucciのOracle退職時の基本給は11万6546ドル、実際の給与は22万9000ドルだった。同氏は、逸失所得と損害額を合計すると67万9000ドルに達すると主張している。

 Carlucciの弁護士James Laddieは裁判で、性差別を訴えた経歴は彼女の転職活動にはマイナスの影響を与えることはないというOracleの主張は、同社の信用を失墜させる行為だと非難した。

 最終弁論で同氏は、Oracleの「上層部における差別的なポリシー」について概要を説明し、裁判に不可欠な資料や電子メールを開示しないなど、同社が公判中一貫して「高圧的でごう慢」な態度を通していると主張した。Oracle側の証人は「法廷で一貫して嘘をついている」と同氏は述べる。

 LaddieはRichard Byrne裁判長に次のように訴えた。「これは、よくある一般的な性差別の訴訟ではない。グローバル企業を相手に、一個人が訴えを起こしている。Carlucciさんに与える影響は、辛くて長いものになる」

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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