住商情報システム、Webシステム開発言語「Curl」の普及へ新会社を設立

 住商情報システム(中川惠史社長)は、「Curl」事業推進体制をさらに強化するため、12月1日付で100%出資子会社「株式会社カール・アジアパシフィック」(塩野谷光司社長)を吸収合併し、同日付で「Curl」ライセンスの販売・普及分野に特化した新会社「株式会社カール(仮称)」を設立すると発表した。

 カール・アジアパシフィックは、次世代Webシステム開発言語「Curl」の日本を含むアジア・パシフィック地域における総販売代理店として02年7月に設立され、03年10月、住商情報システムの100%出資子会社となった。

 04年5月には、「Curl」の開発元である米国「Curl Corporation」から「Curl」に関するすべての知的財産を取得し、同社の開発・技術陣を継承する新会社「Curl, Inc.」(本社・米国)を設立している。また、04年10月には、「Curl」事業を統合的に推進する事業部「Curl事業部」を新設した。

 今回、住商情報システムでは、同事業をより強力に推進していくうえで、カール・アジアパシフィックおよびCurl,Inc.の連係強化を図るため、その管理運営を一体化して行うこととした。

 一方、「Curl」を「リッチ・クライアント言語」のデファクトスタンダードに育てるには、従来から築き上げてきたパートナー会社の販売ルートを拡充していくことが不可欠なため、パートナーを中心としたライセンスの販売・普及に特化した新会社を設立する。販売地域は、日本・アジアに限定せず販売エリアを拡大していく方針。ソフトウェアベンダーとしての「Curl」ブランドの維持・拡大を図っていく。

 今後の事業展開としては、同社、Curl,Inc.および新会社による総合力を生かし、技術サポートの基盤強化、人的資源の拡充強化によるライセンス販売強化を進めていく。なお、従来から多くのパートナー企業と進めてきたライセンス拡販事業は、新会社で契約を継承して発展的に進めていく予定。

住商情報システム

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