富士通は10月18日、7月29日の第1四半期決算発表時に公表した2005年3月期中間連結業績予想の修正を発表した。
今回の修正予想を7月の発表内容と比較すると、売上高が2兆2500億円から2兆2200億円に減少しているものの、営業利益は100億円から330億円に増加。また、経常利益はマイナス300億円から40億円に、当期純利益もマイナス250億円からマイナス80億円へと大幅に改善されている。
同社では売上高減少の理由を、ソリューション/SI分野における価格低下圧力の継続や、携帯電話の売り上げ減少などによるものとしている。その一方で、中間期における第3世代携帯電話用基地局やデジタルAV機器向けシステムLSIなどの需要が好調に推移したことで利益が向上。また、コストダウンや事業構造改善により費用が低減したため、営業利益も増加傾向にあるという。そのほか、金融収支の改善や為替差益の発生などで、経常利益や純利益が前回の予想を上回ることとなった。
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