Googleで働きたいなら、お気に入りの数式を用意して、文章問題を得意にしておいたほうがよさそうだ。
検索大手のGoogleは、その独創性を人材採用にも応用し始めた。これまでも同社は人材の獲得に、ミステリアスなビルボードや、文章問題を掲載した2ページの新聞広告などを利用してきたが、今度はSAT(大学進学適性試験)のような適性テスト分野にも手を広げ、「Google Labs' Aptitude Test」を先ごろ数種類の技術系雑誌に掲載した。
「われわれはクリエイティブな人々を発掘するチャンスに常に関心を抱いており、常に発掘のための新たな方法を試している」とGoogleの広報担当Eileen Rodriguezは述べている。
Googleは8月の新規株式公開(IPO)に何とか成功し、その後勢い良く株価をあげていることから、同社の魅力は高まっている。同社の株式はIPO時の85ドルから、15日(米国時間)には145ドルにまで値を上げた。こうしたテストは、Googleに就職を希望し殺到する応募者を振り分けるよい方法だが、テストに正解したからといって面接官は必ずしもに評価に加点するわけではない、とRodriguezは述べている。
「これはただ、違うタイプの人々の関心を集めるための方法だ。世の中には、このテストを解いて正解するものの、Googleでの仕事に全く興味のない人もいる」とRodriguezは説明する。
21問からなるテストには、次のような問題が含まれている:
Googleは今回のテスト以前から、傑出したエンジニア発掘のための独創的なリクルーティング方法を展開している。同社は今夏シリコンバレーのビルボードに、広告主を全く明らかにせず、謎めいた数学の問題だけを掲載した。この問題を解くと、さらに難しい問題が掲載されたウェブサイトに誘導され、最終的にGoogleのページに行き着く仕組みになっていた。
また同社は毎年、Code Jamを開催している。これは参加者が一連のソフトウェア問題に対し、的確なソリューションを構築するプログラミングコンテストだ。Code Jam 2004の決勝は15日に開催された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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