Yahooは米国時間5日に、先進的なナビゲーションツールを発表する。ユーザーはこのツールを使って、お気に入りのウェブページを保存/検索/共有し、同社が「My Web」と呼ぶものをつくれるようになる。Yahooは、正式には「My Yahoo Search Beta」というこのサービスのテストを開始するにあたり、1億5000万人の登録ユーザーおよび2000万人のMy Yahoo利用者との関係、ならびに先進的な検索技術を活用する。
これは、パーソナライズしたウェブ検索を提供しようとする最新の取り組みであり、またYahooにとっては各ユーザーのPC上に「デジタルダッシュボード」を実現しようとする試みの第1歩でもある。ユーザーはいずれダッシュボードをつかって、PC上にある電子メールや書類、あるいはMy Webにアーカイブした情報を検索できるようになると、YahooのEckart Walter(検索製品管理担当ディレクター)は説明する。
「ウェブはマスメディアからマイメディアに変わる。われわれはこの変化をYahoo Searchに応用していく。これはパーソナルな検索の実現に向けた第1歩だ」(Walter)
Yahooは、ライバルのGoogleやAmazon.comのA9、Ask Jeevesに続いて、ウェブ検索のパーソナライズ機能を提供し、さらに多くのインターネットユーザーの獲得をねらうことになる。これらの企業では、長い間ユーザーの定着率を高めようとしてきているが、この点に関してはパーソナライズ機能が究極の目標とされている。
My Yahoo Searchのベータ版では、通常のウェブ検索も可能なほか、ユーザーの興味をひいたサイトについては、リストの表示名の下に張られたリンクをクリックして、アーカイブに保存することが可能だ。ユーザーはこのアーカイブしたページにメモを付加したり、それを特別なフォルダにファイルしたり、自らのMy Yahooページ上にRSSフィードとして表示させることもできるようになる。さらに、RSSを使ったこのやり方で、ユーザーはお気に入りのサイトを友人と共有することも可能だ。
またユーザーは、容量無制限のストレージに、検索履歴のアーカイブを保存しておくことも可能だ。さらに、 My Yahoo Searchでは「block」というボタンをクリックして、一連の検索結果にそれ以上サイトが表示されないようにする別の機能も提供される。
Yahooはいずれこのサービスを自社が一般向けに提供する検索サービスやその他の機能と統合する計画だと、Walterは述べた。このサービスは当面、子会社であるOverture Servicesからの広告でサポートされることになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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