三洋電機は9月29日、地上デジタル放送に対応したテレビ機能付き携帯電話の試作機を発表したと発表した。
今回開発された試作機は、少ないデータ容量で高精細な映像が配信できる動画圧縮方式「H.264/MPEG-4 AVC」にいち早く対応したもの。これまでは映像符号化技術の特許問題などから先延ばし傾向が見られたが、日本放送協会と在京民放5社によりフォーマットが決定されたため、ようやく地上デジタル放送対応のテレビ機能付き携帯電話が現実味を帯びてきたようだ。
試作機の仕様は、本体サイズが約102(H)×50(W)×28(D)mmで、重量は約150g。QVGAの2.4インチカラー液晶を搭載しており、ヒンジ部を回転させると閉じたままでもテレビ視聴が可能だ。また、縦・横方向の画面切り替えも自由に行える。そのほか、miniSDメモリカードを使った録画・再生にも対応している。
この試作機は、10月5日〜9日に開催される「CEATEC JAPAN 2004」にて放送受信デモが行われる予定だ。
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