米国時間28日にマグニチュード6.0の地震がカリフォルニア州中部を襲ったが、震源付近の住民は震源地や震度に関する情報をオンラインでいち早く知ることができた。
ほとんどのウェブユーザーは、米国内外の地震情報をリアルタイムで伝える地質調査機関U.S. Geological Surveyのウェブサイトに殺到したようだ。サイトでは、地震の影響範囲を表示した地図のほか、マグニチュード、震度などの情報を提供している。
地震に関するより世界レベルの情報は、エジンバラ大学が運営しているWorld-Wide Earthquake Locatorを通して知ることができる。同サイトの利用者は震源地に最も近い地殻構造プレートや川、国境などを特定できる。
コンピュータやインターネットの普及に伴い、インターネットは緊急時の主要な情報源になってきた。例えば、ハリケーンチャーリーの進路はさまざまなウェブサイトで取り上げられた。2001年9月11日に同時多発テロ事件が発生した際も、最新ニュースを求めるウェブユーザーたちはコンピュータを使って情報を収集した。
たくさんの地域系サイトが、28日の地震に関する詳しい情報を掲載している。例えば、Southern California Earthquake Center(SCEC)のウェブサイトでは、同州で最近発生した地震に関するデータを提供するほか、さまざまな断層線を色分けした地形図を表示している。同センターは、カリフォルニア工科大学やカリフォルニア大学バークレー校などの大学や関連組織で構成されるコンソーシアム。
SCECは、地震に対する備えや地震発生時の安全確保方法、地震科学に関する情報も提供している。
米北東部の地震に関する情報はボストン大学が運営するウェブサイトで知ることができる。同サイトでは、地域で発生した地震の発生日や場所、規模について情報提供している。また利用者は、同サイトで地震波形をチェックすることもできる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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