富士写真フイルム、米Eastman Kodak、コニカミノルタフォトイメージングの3社は、CDやDVDなどのメディアにデジタル画像を保存するための情報家電/PC向け規格を共同で策定する。3社が9月27日に明らかにしたもの。3社は、規格策定を行うグループPicture Archiving and Sharing Standard(PASS)を結成し、家電メーカーなどに参加を呼びかる。
PASSグループの目的は、「これまで撮影するなどして蓄積してきた画像資産を、将来の再生機器でも読み取れるよう互換性を確保すること」(3社)である。「PCだけでなく家電機器でもデジタル写真を楽しみたい、将来のデジタル機器でも見られる安心な保存をしたい、といったユーザーからの要望を実現すべく、規格策定を開始する」(3社)
この方針に従い、画像、動画、音声、関連情報のデジタルメディアへの書き込み/保管/再生/プリントについて、次世代メディア/機器/サービスでも利用可能とするための必要条件の定義や、将来にわたる互換性の確保、多様な規格の統合的活用を目指す。
同規格の仕様書バージョン1.0とシステムデベロップメントキット(開発者向けツール)は、2005年の早い時期に提供開始する予定。
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