VeriSignは米国時間21日に認証ツールの最新版を発表し、また今年中にMicrosoftのWindows用に特に開発した製品も発売することを明らかにした。
VeriSignによると、この認証ツールの最新版は、同社のVeriSign Intelligence製品とControlSM Servicesの要素を取り入れ、パスワード、スマートカード、USBトークンを含むネットワーク認証のさまざまな形式をサポートする統合システムを提供するという。
同社は「VeriSign Unified Authentication」というこの製品について、顧客が複数のネットワーク識別テクニックを合わせて使えるようになることから、企業はITシステムの保護に費やす時間や手間を大幅に減らしつつ、より安全な保護機能を提供できるという。同ツールは、9月30日に発売の予定だ。
インターネットのドメインレジストリとしても活動しているVeriSignは、同パッケージによって顧客が既存のセキュリティ技術を、Microsoft Active DirectoryやRadiusサーバのような、いわゆるディレクトリサービス製品、さらにはIBMのTivoli部門が開発したID管理ソフトウェアを含む、シングルサインオン・インフラに組み込むことが可能になるとしている。
VeriSignは、購入企業が自社で認証オペレーションを管理するか、サービスのホスト化されたバージョンを使い、これらの認証業務をVeriSignに外注するというオプションを提供する予定だ。VeriSign幹部の話では、システムの費用は1ユーザーあたり年間およそ25ドルになるという。
認証パッケージの発表に加え、VeriSignは、今年後半に同システムのWindows専用バージョンを出すことも明らかにした。同社にとっては、顧客がUnified Authenticationパッケージ全体を購入するほうが望ましいが、同社のセキュリティツールをMicrosoftのWindows Server 2003オペレーティングシステムの一部と統合できるバージョンも開発した。VeriSignは、同社がMicrosoftとの間で築いた関係を通して同パッケージを開発したと説明している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス