ボーダフォンは、W-CDMA対応の第3世代携帯端末「Vodafone 902/802/702」の7モデルを発表した。今回発表されたモデルは、国内外の携帯メーカーとともに、全世界のボーダフォングループ向けに開発された共通仕様を採用している。発売は冬商戦に向けて順次行われる予定だ。
同社は、ボーダフォングループ全体の共通仕様とすることで、グループ全体のシナジー効果によって豊富なラインアップをそろえたとしている。日本向け端末は、シャープ製の「902SH」と「802SH」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「802SE」、NEC製の「802N」、ノキア製の「702NK」、モトローラ製の「702MO」と「702sMO」の7機種だ。
折りたたみ端末が多い中でストレート端末である「702NK」と「702sMO」は、大きな画面を優先したPDAライクな見た目が目立つ。また「702NK」はインターネットEメールを扱うEメールクライアントとしての利用が可能であったり、モトローラの2機種にはパソコンで管理している予定表やアドレス帳などのデータを同期して持ち歩ける「PCシンク」機能があるなど、パソコンになじみのあるユーザーにとって便利な機能があるのも特徴だ。
各端末は、Webサービスおよびメールサービスの共通プラットフォームとしてWAP2.0/MMSを採用。従来200Kバイトまでだった1ページあたりのダウンロードと添付ファイルを含むメールのサイズが300Kバイトまで拡大された。また、Vアプリのアプリケーションサイズも従来の256Kバイトから最大1Mバイトとなっている。
端末機能を有効に利用するものとして、音声付動画のストリーミングサービスや、海外でもテレビコールが楽しめる国際TVコールサービスを提供するとしている。
これらのプラットフォームを生かしたサービス/コンテンツや各種料金サービスなども、あわせて提供する予定としている。
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