ヤフーは9月15日、今後の事業拡大を図るため、夢の街 創造委員会(出前館、中村利江社長)への資本参加および業務提携に合意したと発表した。
夢の街 創造委員会は、「出前館」を核に、インターネットを使ったデリバリー総合情報の発信と、eコマースサービスの企画、開発、運用を行っている。また、デリバリーに特化した経営企画、商品企画、マーケティングコンサルタント業務を手掛けている。従業員数は25人(04年8月末日現在)。
「出前館」は、宅配サービスのある店にすぐ注文できる出前専門総合サイトで、ピザ、弁当などを中心にクリーニングや花、日用品、バイク便など全国で3500店舗を超える宅配サービスの加盟店をもつ。利用者が届けてほしい住所を入力すると、その住所に宅配できるお店とそのメニューが表示され、その場で注文できるサービスを展開している。
今回、ヤフーは、今後ますます多様化していくインターネット利用者のニーズと要望に応えていくため、出前館のもつノウハウを生かし、地域情報サービスの拡充を目指すことにした。一方、出前館は、ヤフーのもつ日本最大級の集客力を生かし、集客・認知度向上による事業成長のスピード化、収益拡大、ブランド強化を目指す。
資本面でヤフーは、第三者割り当てによる増資を引き受けることで、出前館に資本参加する。これによって、ヤフーは、出前館株式23.3%(4000株)を保有し、インデックスと並び筆頭株主となる。また、ヤフーから出前館に役員1人を派遣する予定。
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