ブロケード コミュニケーションズ システムズ(津村英樹社長)は9月7日、米国本社のグレッグ・レイス会長兼CEO(最高経営責任者)の来日にともない記者会見を開催し、「ブレードサーバー向けスイッチ機器市場でトップシェアを狙う」(レイス会長兼CEO)方針を打ち出した。05年前半には、「2種類のブレードサーバー向け新製品を発売する」(同)ことを明らかにし、シェア拡大を加速する。
同社は、SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)スイッチ市場で60%程度という圧倒的なシェアを占めており、エントリーモデルやミッドレンジ、エンタープライズ分野それぞれでトップシェアを維持している。ブレードサーバー向けSANスイッチ市場については、IBMのブレードサーバー向けに製品を発売しているものの、同市場が立ち上がったばかりということから、各メーカーのシェアが拮抗している状況。今後、さらに拡大していくという点から、「ブレードサーバーの分野は非常にエキサイティングな市場だ」としており、2種類のブレードサーバー向けSANスイッチ新製品を投入することを決めた。
日本法人でも、「ブレードサーバーへの組み込みが重要」(津村社長)として、ブレードサーバー向けビジネスの拡大を積極的に展開する。加えて、IA(インテル・アーキテクチャ)サーバーへの組み込みにも力を注ぐ方針で、「メインフレームを導入している企業はDAS(ダイレクト・アタッチド・ストレージ)が多く、しかも今年から2000年問題のリプレース需要が出てきているため、SANへの切り替えを提案できる」と、新規顧客を開拓できることを強調した。
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