先ごろ、地球外生命体を探索しているSETI(Search for Extraterrestrial Life)のグループSETI@Homeが、異星人による通信の可能性がある無線信号を受信したとの報道がなされたが、SETIはこの報道を否定した。
「残念だが、新しく報告することは何もない」とSETI@HomeのディレクターDavid Andersonは述べている。
「問題の信号らしきものは、ドップラー・ドリフトレートが大きくずれすぎているため、ET(地球外生命体)からの信号とはどうしても考えられない」とAndersonはZDNet UKに述べ、この事実が4月の時点で最初に報告されていたことを付け加えた。
多くのメディアは先週、異星人からのコンタクトかもしれない無線パルスがかすかに受信されたと報道した。この信号は水素の周波数である1420MHzだ。天文学者らは、宇宙測量の際にしばしば水素に注目している。
自分への関心を引き寄せられることのできる異星人なら、他の生命体が無線周波数のどの帯域を監視しているか知っているはずだと、異星人を探索している人々は述べている。
SETI@Homeプロジェクトでは、何百万台ものパソコンのアイドル時を利用して無線信号の分析を行っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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