サン、ロードバランサ/SSLアクセラレータ製品を今月発売へ

Stephen Shankland(CNET News.com)2004年09月03日 19時52分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Sun Microsystemsは今月、Nauticusの買収で手に入れた技術をベースにしたネットワーク機器の販売を開始する予定だと、同社幹部が9月2日(米国時間)に語った。

 Sunは1990年代後半、インターネットの運用に使われるサーバ製品や技術などを販売し、一躍有名になった。だが同社のビジネスは、2000年代に入って見事に崩壊してしまった。しかし、インターネット自体は成長を続けており、電子商取引などで使われるセキュアな取引も拡大しているが、Nauticusの製品はこうした通信の高速化を目指して設計されている。

 Sunは今年に入ってNauticusを買収したが、同社は9月21日からニューヨークで開かれる四半期に1度の製品発表イベントで、その成果を発表することを、Sunのネットワークシステム部門エグゼクティブ・バイスプレジデント、John Fowlerが明らかにした。

 Nauticusの技術は、複数のサーバ間でのトランザクションを負荷分散(ロードバランシシング)するためのもので、暗号化された通信を高速処理するためのカスタムプロセッサ(アクセラレータ)が搭載されている。これは、F5 Networksなどのメーカーから出ている製品と競合するものだ。

 Sunでは、今月中にもNauticusの技術を使った機器を出荷しはじめ、2004年末までには全世界での量販体制に入ると、Fowlerは述べている。

 通常、広く用いられているSSL(Secure Sockets Layer)を使って暗号化されたウェブでの通信は、ウェブブラウザとサーバとを直接接続する。ただし、このダイレクトな接続では、サーバの負荷の制御が難しいと、Fowlerは述べている。

 Nauticusの機器は、特定用途向けプロセッサを用いており、SSL通信を行っているサーバ間でのロードバランスをよりうまく処理できると、Fowlerは説明する。同機器では、ウェブブラウザから発生するSSL通信用に中継端末を提供し、稼働中のサーバに対して均等に負荷を振り分け、その際にサーバに向かうトラフィックに再暗号化を施す仕組みになっている。

 FowlerによるとNauticusのシステムでは、SSLデータを2Gbpsの速度で転送することが可能であり、10万以上のSSLコネクションを処理できるという。

 またNauticusのハードウェアでは、ネットワーク内に複数の独立したゾーンを簡単に設定できるため、物理的な配線の変更なしにネットワークの再設定が可能な仮想化(ヴァーチャライゼーション)を実現できると、Fowlerは説明している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加