Computer Associates International(CA)は、 スパイウェア対策ソフトを開発するPestPatrolを買収し、この種の不正プログラムに対する戦いに参戦することになった。
この買収はすべて現金で支払いが行われることになるが、具体的な条件は明らかにされていない。
CA(本社:ニューヨーク州アイランディア)によると、同社は「eTrust Threat Management」という自社のソフトウェアスイートにPestPatrolの製品を追加するという。eTrust Threat Managementはコンピュータウイルスやスパムを防止し、従業員のインターネット利用に制限をかけるための製品だが、CAはこれを「eTrust PestPatrol」に改称する予定だ。
スパムやウイルス、スパイウェアなどの不正行為は、それぞれ他と分かち難く結びついているが故にまとめて食い止めなければならないと考えられているが、今回の買収はこうした考え方を浮き彫りにするものといえる。セキュリティ対策ソフトやスパムのフィルタリングソフトを開発する企業間ではすでに整理統合が進んでいる。また、セキュリティ・ソフトウェアメーカーにとっては、新しく登場したスパイウェア防止用プログラム市場は、次の有望な分野となる可能性がある。
4年前に創業したPestPatrol(本社:ペンシルベニア州カーライル)は、YahooやZero-Knowledge Systemsといった企業と提携関係にある。Yahooでは先ごろ、PestPatrolの開発したスパイウェア防止機能を、自社のブラウザ用ツールバーに追加した。PestPatrolのソフトウェアは現在約100カ国で使われている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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