オンラインゲームの開発・運営を行うコミュニティエンジンは7月22日、MMO(多人数参加型オンライン)環境シミュレーションゲーム「gumonji 〜ネットの中の不思議な箱庭〜」の第2回ベータテストを開始したと発表した。
gumonjiは、シミュレーションエンジンによって自然法則が忠実に再現された空間の中で、複数のプレイヤーが生態系や社会を作り上げていくゲーム。精密な環境シミュレーションに基づいて構成されているため、各プレイヤーが起こした行動はすべてゲーム内の生態系に影響を与え、世界を変化させていく。
オンラインゲーム「gumonji」 |
コミュニティエンジンは、代表取締役CEOを務める中嶋謙互氏が京都大学の学部生時代に創業した企業で、スクウェア・エニックスが84.4%を出資している。同社では3月から第1回ベータテストを行っていたが、8月中旬からの課金開始に向け、第2回ベータテストを公開した。
今回のベータテストでは新たに3つの仕組みが導入された。1つ目は土地の所有と売買の仕組みだ。ユーザーはゲーム内に自分だけの土地を持つことが可能。また、作り上げた土地をオークションで売買することもできる。
2つ目は、工業生産ネットワークの仕組みだ。例えば洋服を作るには布と糸が必要、といったように、ユーザーは原料を集めて素材を作り、素材から製品を作る必要がある。生産した製品はマーケットで売買することが可能だ。
3つ目はウェブとの連携機能だ。gumonjiはPCにダウンロードした専用の3Dクライアント上でプレイするが、クライアント上でのキャプチャ画像をウェブにアップすることができる。これにより、キャプチャ画像を利用して日記を書いたり、各ユーザーが所有するアイテムをオンラインで取引したりするといったことが可能になる。
対応OSはWindows 2000またはXP。ベータテスト中の利用料金は無料。8月中旬からの月額基本料金は500円で、土地を所有する場合には管理費用が別途月額350円必要となる。土地売買時のオークション手数料は1回50円から、クライアント上でのキャプチャ画像を保存するオンラインアルバムの利用料は月額50円からとなる予定だ。
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