ロジテック(星野雄之輔社長)は、バックアップ用にHDを2台搭載し、短時間でシステム復旧可能な「タイニータワー型パソコン」を、7月から法人向けに販売開始する。価格は14万7000円。
HDドライブを2台搭載し、プリインストールした「バックアップ&リカバリソフト」により、1台目のHDドライブに障害が発生しても、2台目に切り換えて稼動を継続することができる。このため、短時間でシステム復旧が可能となり、万一のシステムダウン時の復旧の手間や時間的な損失を最小限に抑えられる。営業/業務/経理データの処理用、学校の教師用など、システムダウン対策が必要な業務に適したパソコンとなっている。
2台のHDドライブは専用のHDケースに収納され、フロント側からの脱着が可能なため、障害時のHDドライブの交換が容易。バックアップ&リカバリソフトとしては、ネットジャパン製の最新バージョン「StandbyDisk 2000-XP Pro 3.0」を採用した。同ソフトは、1台目のHDドライブをシステムドライブ、2台目のHDドライブを待機HD(バックアップ先)として設定し、1台目HDの内容を2台目HDにバックアップする。
システムドライブのディスク障害やOSのクラッシュなどが発生した場合には、1台目HDを取り出し、2台目HDに入れ換えることにより、待機HD(2台目HD)からのシステム起動が可能になる。
バックアップ方法は、「完全バックアップ」と「差分バックアップ」の2種類がある。「完全バックアップ」は、Windowsを停止させることなく、システムドライブの内容を、待機HDに丸ごとコピー。OS/データ/アプリケーション/環境設定等、システムドライブ内の重要ファイルのバックアップを行う。導入時に、アプリケーションのインストールやネットワーク/メールなどの設定を行い、「完全バックアップ」を行えば、システムドライブとほぼ同じ環境の待機HDを作成することができる。
「差分バックアップ」は、完全バックアップで作成した待機HDに対して、変更されたファイルのみのコピーを行う方式。日々更新されるユーザーデータのバックアップを効率的に行える。スケジューリング機能による自動バックアップ、および手動でのバックアップが可能。
そのほかの特徴は、(1)鍵つきのHDドライブベイで利用者以外の不正な取り外しなどを防止、(2)チップセットにIntel 845GVを採用、電源ユニット(アクティブPFC対応)は余裕の250Wの容量、リアパネルの冷却ファンには長寿命のボールベアリングファンを2台採用と信頼性と安定性を追及、(3)フロントに、USB 2.0 High-Speed対応USBポートを2ポート、マイク入力端子とLINE出力端子をそれぞれ1ポート搭載――など。
なお、メモリは、PC2700(DDR333) DDR SDRAM 256MB(Max 1024MB)、内蔵HDは各40GB(Ultra ATA/100対応、5400rpm)を搭載。スリムサイズのタワーきょう体に、マイクロATX仕様のマザーボードを搭載し、Windows XP Professionalをプリインストールしている。
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