日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月28日、高可用性システムを実現するためのソリューションHP Serviceguard Extension for Faster Failover(SGeFF)を発表した。同社の高可用性ソリューションミドルウェア群「HP Serviceguardシリーズ」に含まれる製品で、HP IntegrityサーバとHP9000サーバ上のHP-UX環境で動作する。税込み価格は1CPU当たり21万円。
SGeFFは、通信業界や金融業界などミッションクリティカル分野向けのソリューション。既存のシステムをそのまま利用し、より高速なフェールオーバーが実現できるという。具体的には、HP-UX環境でクラスタ機能を実現するHP Serviceguard、またはHP Serviceguard Extension for RAC(SGeRAC)環境において、それまで最速でも約15秒必要だったクラスタ再構成が、SGeFFを使用すると約6秒に短縮する。
また、同社は、Serviceguard、管理ツールHP Serviceguard Manager(SGM)、SGeRACの機能強化についても明らかにした。ServiceguardとSGMの新バージョンでは、ロールベースのクラスタ管理機能を導入し、「より柔軟で管理の容易なクラスタ環境を提供する」(同社)という。SGeRACには、Oracle 10g対応などの新機能を追加した。
Serviceguard(SGMを含む)の税込み価格は、1CPU当たり36万150円。SGeRACは1CPU当たり47万9850円。
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