イー・アクセスは6月17日、下りの通信速度が最大47MbpsのADSLサービスを、2004年8月をめどに提供開始すると発表した。料金やサービス詳細については、同社の提携ISPが追って発表する予定。
同社が現在提供している最大通信速度は、下り40Mbps、上り1Mbps。新サービスでも当初、情報通信技術委員会(TTC)の規定に準じ、上りを最大1Mbpsで提供する予定。ただし、上りの拡張技術が承認され次第、同一モデムを使って最大5Mbpsに増速するという。
「下り最大通信速度が高速化するに伴い、上り通信速度の高速化に対するニーズが高まっている。ADSL技術の進歩を積極的に取り入れ、今後もユーザーの需要にいち早く対応する」(イー・アクセス)
また、アッカ・ネットワークスも8月上旬をめどに現行の「40Mbpsサービス」の下り通信速度を向上し、名称も「47Mbpsサービス」に変更すると発表した。アッカの通信速度向上は、伝送損失15dB以下(線路距離約1.4km以内)の回線に適用している「クアッドスペクトル」の技術向上によるもので、NTT収容局のACCA設備と宅内ADSLモデムのファームウェアのバージョンアップで対応するという。また、下りADSLリンク速度の向上が見込まれるのは、ACCAの「40Mbpsサービス」ユーザーのうち、「クアッドスペクトル」でリンクアップしているユーザーで、全体の約30%にあたる。
NTTコミュニケーションズも、8月に「OCN ADSL セット ハイパー(40M)」を下り最大47Mbps、上り最大3Mbps(TTCの協議完了とNTT東西の手続き完了しだい)に高速化する予定。
イー・アクセスのプレスリリース(PDF形式)
アッカ・ネットワークスのプレスリリース
NTTコミュニケーションズのニュースリリース
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