早稲田大学、マイクロソフト、リンゴラボは6月2日、企業情報システム導入事例のインデックスシステムと分析用の可視化技術について、共同で研究開発を進めていると発表した。リンゴラボは早大の出資で設立されたベンチャー企業。開発中のシステムは、国内IT投資の実態をウェブサイトに掲載されている事例から分析し、企業規模/業種/地区特性/年次/目的などのカテゴリーに分け、IT投資の傾向を2次元データとして可視化できるという。
同システムは、早大の開発するロボット型検索エンジンによるウェブ巡回/事例情報収集技術/キーワード取得技術や2次元可視化技術をベースに、マイクロソフトが技術サポートの提供、リンゴラボが実用化研究/支援などを行い実現させる。「企業は、適切なIT投資の時期や内容を決定する際の判断材料として同システムを活用でき、効果的なIT投資による競争力の確保が可能となる」(早大と2社)
同システムは無料公開する予定で、現在、第1次プロトタイプをウェブサイトで公開している。
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