NECとNECパーソナルプロダクツは5月31日、個人向けデスクトップPCで鉛フリーはんだを採用すると発表した。5月発売のVALUESTARおよび6月発売予定のMate一部機種で鉛フリーはんだを使用する。
デスクトップPCのマザーボードへの部品実装はリフロー/フロー工程を併用するため長期信頼性に課題があり、これまで鉛フリーはんだの採用は困難だったという。同社は新たな素材技術と生産技術を確立したことで問題を解決し、同社の個人向けデスクトップPCとしては初めて鉛フリーはんだを採用した。
さらに、同社は5月に発売した個人向けノートPC「LaVie」において、鉛フリーはんだの採用機種を出荷台数の約80%に増やすとしている。現在の採用率は約50%という。
今後、同社は鉛フリーはんだの採用拡大を推進し、2006年7月から施行される欧州のRoHS指令(鉛、カドミウム、六価クロムなど特定有害物質6種類の使用を制限する規制)に対応するとしている。
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